「うそ?なんだぁ…」
「……あれ、これ会長のクラスのお好み焼きよね?
あなたの?」
「ぁ…はい。」
2人の先輩たちはあっという間に話題を変えて、机に置いてあったお好み焼きに目を向けた。
「……え?」
「…?」
あたしのもらったお好み焼きに近づき、眉間にシワを寄せる。
……なに?
「…まさか、これ。
会長から作ってもらった?」
「え?」
さっきまでと打って変わって、怖い瞳の先輩。
ば、バレてる…?
「あたし聞いたの。会長が、一年生の地味な子に、特別なお好み焼きを直接作ってあげたって。
あなた、一年生よね?」
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