「どうしたの?」 「ふぇ!!?///」 あたしを再び抱き締めて、フッと髪に息を吹き掛ける。 「顔、真っ赤だよ?」 「っそ、れはっ!!!」 わざとあたしを離して、首を傾げて尋ねてくる先輩。 こんな意地悪な先輩…初めてみたよ!!/// 対処の仕方がわからないあたしは、ただ慌てて顔を背けることしか出来ない。 「クスッ…ごめんごめん。 ちょっと意地悪しすぎたかな? そんなに怒らないで。」 「ぉ、怒ってるワケじゃ……」 恥ずかしくなりながらも、先輩と笑い合っていたとき…… .