尋常じゃないくらいバクバクする心臓 熱に侵されたように火照る身体 ……全部、全部 先輩の所為。 先輩に、深く深く 呪文をかけられたみたいに。 「…神崎、先輩?」 「今度からそう呼ぶよ。 ……清嘉ちゃん。」 っっ!!!/// ボンッと赤くなる。 な、なななに!!!?/// ニコッと笑う先輩は、すごい破壊力が… 清嘉ちゃん って… 小学生以来だよ!!? 「えっ…そんな……」 「イヤ?」 「ぃっ……」 グイッと顔を近づけられ、息を飲む。 ず、ずるいっ。 .