秘密事は図書室で~甘い会長の罠~



ピクッ



さっきまで後頭部に回されていた手が、頬に当てられて

肩が跳ねた。



先輩の手…




「あったかい…」




あたしごと包み込むような温かさに、心臓がトクンと鳴る。


眩しいオーラ。

太陽の光も合わさって、もっともっと眩しい。




眩しい人は眩しいものを集めるのかな…?



涼しい風で冷めたと思っていた頬が、一瞬にして熱くなってしまった。




「中川…清嘉……」


「……ぇ?」




な、名前…

初めて呼ばれた…////



耳に感じる先輩の吐息。



ぁ、有り得ないょ…!!!




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