秘密事は図書室で~甘い会長の罠~



「先輩…?」



もうすぐ3時になる。

太陽が傾いてきて、図書室を明るく照らしている。



丁度、先輩の後ろにあって

顔が暗く逆光になってる。




強い日差しに目を瞑ってしまう。




「中川さん…」


「ぇっ……」





ふっと影が落ちてきて、何かと思い目を開けると……





「きゃっ…!!」




二の腕あたりを引っ張られて、そのまま先輩の胸の中に。


ぇっ…えぇえ!!!?////



視界が先輩のネクタイとワイシャツでいっぱいになる。


この有り得ない状況に戸惑うあたし。



こ、これって……

抱き締められてる…の?




.