秘密事は図書室で~甘い会長の罠~



会長


ドクンと反応した身体は正直だ。



大正解だよ…




「……当たり、ってこと。」


「……」




つい黙ってしまうと、ため息をつきながら瀬那くんが言い捨てた。


なんでわかるの?




「…ライブ終わってから、ずっとここにいたんだろ?」


「……」


「お前と会長、仲いいみたいだったしな。
なんとなくわかる。」




あたしが口を開く前に、話を進める瀬那くん。


……そんな前から見てたの…!?

恥ずかしいなっ…///





「喧嘩でもした?」


「へ…?ち、違うよ。
ただ、あたしが……」




あたしが

彼女でもなんでもないのに、勝手に泣いただけ。




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