秘密事は図書室で~甘い会長の罠~



―――――……



「…よし、ひとまず休憩しろ。」


「はぁい…」




段ボールがやっと3つ埋まって、副会長が休憩していいと言ってくれたのは

神崎先輩が出て行ってから一時間が経過したときだった。




たぶん、先輩はもう図書室に戻ってこない。


なぜか……そう思った。




元々は、副会長がサポートしてくれていたんだもん。


今日1日だけでも関わることが出来たんだから、嬉しく思わなきゃ……




……でも、あたしまだ先輩にお礼言ってないのに。


「手伝ってくれてありがとうございました。」って。




…そんなのはダメだよね。





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