あたしの答えに、より一層眩しい笑顔になる先輩。 「よかった。…楽しみだな。 俺は後半の担当だから、遊びにおいで。 スマイルなら0円だよ?(笑)」 「アハハハっ。でも、先輩のスマイルはもーっと価値がありますよ? それこそあたしのクッキーより高いです。」 あたしの微妙なクッキーより 先輩の綺麗な笑顔の方が 価値があるに決まってる。 「そんなことないよ。 俺のスマイルは減らないけど、中川さんのクッキーは食べたら終わりだから。 笑顔なんかより、高いだろ? 中川さんの手作りなら余計に。」 .