秘密事は図書室で~甘い会長の罠~



ついに文化祭ということも忘れ、ベッドに入って布団をかぶったとき……




ガララッ


保健室のドアが開いた。



だ、誰??

あたしみたいにサボろうとしてる人が他にもいたの?



そう思っていると……




「ったく…まさか包丁で指切るなんて。
お前も結構ドジすんだな?」


「ちょっとボーッとしてたから。…てゆうか紳、誰か寝てるみたいだから静かに。」




聞こえてきたのは……

確かに、副会長と…神崎先輩の声。


先輩…手を切ったの??



そんな状態なのに、寝てる人の心配するなんて…

やっぱり会長。紳士だ…





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