それから、足に湿布してもらって…… 「だ、だから大丈夫ですって!! 一人で歩けますからっ…」 「痛いんだから無理しないの。 ……まさか、俺に触られるのイヤ?」 えっ!? 急に悲しそうな声になった先輩。 なんで……そんな表情するんですか…? 「さ、触られるって…その表現やめてくださいよっ…」 「さっきのやつがよかった?」 「…え?」 「さっきの…橘の方がよかった?」 ズキンッ 切ない瞳をして、見つめてくる先輩。 触れられてる腰と腕が熱い。 .