「せんせ………」 ガラララッ もう一度先生を呼んだところで、ドアが開いた。 先生!!? 「…………ぁっ。」 「ぁれ、中川さんだ。 久しぶり。 中川さんもペンキ?」 ドアを開けたのは、優しく微笑む神崎先輩だった。 ……す、すごい偶然… 「ぁ、はい。 でも先生いなくて…」 「そうなんだ。 何色?」 先輩はスタスタと中に入って、教卓の横にある棚の引き出しを開けた。 そこに入ってるんだ。 「ぁ…ピンクと白です。」 「オッケー。 ピンクと………はい、白。」 .