生徒会役員は、全体で10人。 そして、一人一つずつの委員会を支えている。 図書委員は、副会長の担当だったのに なんで先輩が…? 「な、なんでですか?」 「ん? 図書委員が気に入ったから。」 …気に入った とは?? ぁ、先輩…本好きなんだもんね。 お祭りのときも、本の話したっけ。 「…ぁ、じゃぁ……」 「そ。今度から、中川さんのサポートは俺の仕事になったから。 いつでも頼ってね?」 フッと大人っぽい表情をして あたしの頭に手を伸ばす。 あたしはその手を 拒むことは出来ないみたい… .