何分か待ったとき…… ガララララッ バンッ!!! 「きゃっ…」 大きな音を立てて、ドアが開いた。 ………え? びっくりして背筋が真っ直ぐになる。 ゆっくり人物を確認すると… 「ぁ、いたんだ。 ごめんね、びっくりしたでしょ?」 にっこり笑った先輩が いつもの眩しいオーラを振りまいていた。 さっき、先輩がドア開けたの? なんだか怒ってるみたいだったけど… そういえば、先輩の笑顔 なんとなく引きつってる気がする。 一度そう感じると、なんだか先輩が無理してるように見えた。 .