ばっちりハモった。
先輩とこんなことで盛り上がってるのが不思議で
生き物好きな先輩が可愛くて
笑い合えることが嬉しかった。
「よし、決まりだね。
今度散歩出来るの、楽しみにしてるよ。」
「はい。武蔵も喜びます。」
それから、たこ焼きやかき氷を食べたり、射的をやったりして
お祭りを満喫した。
先輩と来てよかった。
そう思えた。
あたしは暗い影だけど
先輩の光で照らしてもらいたい。
もっと仲良くなりたい。
もっと先輩を知りたい。
過去に囚われずに、今を見つめたい。
先輩の優しい瞳は、そう思わせてくれた。
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