秘密事は図書室で~甘い会長の罠~



あたしの反応に、ふっと笑顔になる先輩。


その表情に、ドキッと高鳴る胸。




「よかった。
今日から少しずつやっていこうと思うんだ。

紳はくるかわからないけど…

地道に進めていこうね?」



「っは、はい…!!///」




ちょっと声が裏返ってしまった。


そんなあたしを見て、先輩はまた目を細める。




……神様。

こんなご褒美をくれるなんて…
あたしそんなすごいことしてないですよ?




「じゃぁ、放課後ここで待ってるよ。
せっかくの昼休みに長々とごめんね?

……また後で。」


「ぃ、っ、いえ!!!とんでもないです!!

…じゃあ……また……」





そう言って、先輩と別れた。




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