「清嘉ーっ!!ご飯!!」 お母さんの声で目覚める。 もうそんな時間…… よたよたと起き上がって、リビングに向かう。 お腹空いた… 目を擦ると、なんとなくヒリヒリする。 泣いてたんだ…あたし。 先輩のことを思い出して、また熱くなる目頭。 やだやだ。未練がましい。 先輩とのことは、なかったことにする。 今からなら、まだ戻れる。 「…おはよ。」 「おはよう。寝てたの? 今日は冷やし中華よー。」 もう準備出来てるテーブル。 4つある椅子の一つに座った。 .