あたし、先輩と喋っちゃってる。 本当に…夢としか思えない。 副会長に感謝。 「それはよかった。 紳はちゃんと中川さんのことサポート出来てたかな?」 「は、はい。 本当に助かりました。 ありがとうございます…」 また頭を下げると、微かな笑い声が聞こえてきた。 …?? 「ふふ……いいんだよ、紳は副会長の仕事しないんだから。 中川さんの力になれたならよかったよ。 って、俺がやったワケじゃないけどね。」 顔を上げると、あの時以上に優しい瞳をした先輩がそこにはいた。 .