そんな美央を見て、口を開いた。 「……ごめん美央。あたしやっぱり、先輩とは行かない。」 「え?」 「お祭り。先輩とは行かない。 美央は彼氏と二人で行ってきなよ…!!」 一応笑ってはみるけど、悲しいんだか寂しいんだかで、笑ってる気がしない。 あたしは先輩に、近づいちゃダメ。 そう自分に言い聞かせてた。 「…なんで?お祭り、行かないの?」 「うん。家にいる。」 「なんでよ!?さっきまで嬉しそうにしてたじゃない!!」 美央が声を大きくする。 嬉しそう にみえてた? .