秘密事は図書室で~甘い会長の罠~



下屋敷先輩がいるんだから、あたしに関わる必要もないよね?


だったら、きっぱりと……






「…そっか。じゃ、俺が中川さんを見てただけだ。」


「へ…」




先輩は優しく笑って、あたしの目の前にコップを置いた。


これは……?




「なんかあげたかったから。
好きだったよね?

じゃ、またね。」




先輩はあたしの頭を一瞬だけ撫でて、颯爽と去っていった。



……っな、なななな…


みるみる熱くなっていく頬。




「…今の誰?同じ学校のやつ?」


「ぅ、うん…先輩。」


「……好きなんだ…!!?」


「ぅえっ…えぇっ!!?///」





.