「ありがとう善樹。
じゃぁ…あとでお茶しよう?」
「おぅっ!!じゃ、ポテトあげる。」
そう言って、一本だけポテトをくれた。
…別にあたしもあるからいらないよ。
「ほら、あーん!!」
「…はぁ……」
仕方なく口を開けると、ポテトが入れられた。
美味しい、けど。
「うはは。なんかウケる!!
さ、早く食っちまぉっ。」
ハンバーガーにかぶりつく善樹。
あたしも一口頬張る。
そのとき……
「いらっしゃいませー。」
……あ。
ハンバーガーショップに入ってきたのは、紛れもなく神崎先輩。
下屋敷先輩はいないみたいだった。
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