「いいよ。てゆうか善樹、ケチャップついてる。」
「マジでごめんな。
なんでも食っていいから!!」
相変わらず、お昼ご飯はファーストフード。
でも、美味しいから問題ない。
善樹と一緒だし。
「せっかくお母さんからもらったんだから、あたしのためなんかに使わないでいいのに。
自分のために使って?」
「いいからいいから!!
キヨのために使えって言われたんだからさ。
せめてものお詫びに。」
ニカッと笑う善樹に、呆れつつも笑いかえす。
善樹のお母さんにはいつもよくしてもらってる。
いつか、二人にお礼しなきゃ。
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