「ミリア・・・カレンとお前は違う。落ち着け」
「・・・・違いますよ・・・道具なんかが・・・カレン様と同じのわけないです・・・!!」
「ミリア・・・・落ち着け」
「・・・・私は・・・私は・・・・」
ディクス様が好きなのに・・・・。
ディクス様は私なんか見ていない・・・・。
昔からずっと・・・・カレン様しか・・・・!
ミリアは牢を飛び出た。
「っふ・・・ふぇぇっ・・・・」
私にはディクス様の愛なんてない。
ディクス様は私なんか好きにならない・・・。
「ミリア!!待て!かってに走るな!」
「き、きゃぁぁ!!!!」
ミリアの目の前には、召し使いがミリアを襲おうとしていた。


