「ミリア」
「ディクス様・・・・」
ディクスが牢の階段にいた。
ヌリマ達は縮こまる。
「こんな低級どもとそんなに話したいか?」
「・・・低級で何が悪いのですか・・・・?」
震える声。
ミリアはディクスに反抗した。
「低級は弱い、役に立たない、最悪だ」
「・・・役に立たなくなどありません・・・」
「なんだと?」
「私は前にヌリマ達に助けられました。ヌリマ達に助けられていなかったら、私は身体が地面にたたき付けられていました・・・」
ディクスは、カツカツとミリアに近づく。
「・・・うるさい、ミリアは黙っていればいい」
「ぃゃです・・・!」


