「オユルシヲ!」
「オユルシヲ!!」
「貴様らの様な低級な奴らと話すだけで虫ずが走る!!!」
ミリアを抱き上げるとディクスは、モサモサした妖魔を消そうと手をかざした。
「ディ・・・クス様・・・・、おね・・・がいです・・・・そのコ達・・・に・・・・手を・・・・ださ・・・ないで・・・・くださ・・・ぃ・・・・」
ミリアは弱い力で精一杯ディクスの服を掴んだ。
「貴様・・・・!何を言う!!」
「・・・おね・・・がいです・・・どうか・・・」
パタッとミリアの手がディクスから離れた。
「おい・・・・、ミリア・・・・」
ユサユサとディクスがミリアを揺すってもミリアは動かない。
「ミリア、ミリア!!???」


