体調を少し崩しているミリア。 すると、 牢の外にモサモサとしたものが動いていた。 「ニンゲン、ニンゲン・・・」 妖魔だ。 「・・・きゃ・・・」 ミリアはビックリして牢の奥に逃げる。 モサモサとした妖魔は何匹もでミリアの近くに行く。 丸くて手の平と同じくらいのモサモサとした妖魔。 「ゃぁ・・・」 「オチツイテ・・・・ミリアサマ」 「ミリアサマ」 「・・・・?」 なんで妖魔が私の名前を・・・。 「ミリアサマノチガホシイ・・・・」 「ホシイ」 「ホシイ」 モサモサの妖魔はポンポンと跳ねる。