「お前、この花は呪いの花だ。生命力を餌にするんだぞ。」
「・・・・でも・・・・」
ディクスは花を枯らした。
植木鉢の中には枯れた花の残骸。
花を開けなかった紅い蕾が鮮やかに残っていた。
するとマリーが人の形になった。
「ミリア様っ・・・!」
「マリー・・・、貴方・・・大丈夫?」
「・・・貴様、ミリアを守るためのもののはずだろ?」
ディクスがマリーを壁に押し付けた。
トイが止めに入るが、ディクスはトイを相手にしていない。
「すいません・・・・、」
「お前はもうイラナイ。」
「・・・ディクス様っ・・・・やめてください・・・・」
ベッドから起き上がってマリーを抱きしめるミリア。


