「ミリアちゃん!!!!???」
身体を揺すってもピクリともしないミリア。
微かに息はしていた。
ミリアをベッドに寝かせると、トイはディクスのいる場所に飛んだ。
ディクスは妖魔を狩っていた。
返り血を浴びたディクスのもとにトイが駆け寄る。
「ディクス・・・・!!」
「トイか?どうした」
「ミリアちゃんが・・・・、ミリアちゃんが・・・・倒れた。」
ディクスがピクリと反応した。
「今、帰るところだ」
ディクスは城に戻るために、飛んだ。
城についてから、ディクスはシャワーを浴びて食事をしてからミリアの部屋に向かった。
トイとミリアの部屋に入った。
「・・・・」
甘い香りが微かにしかしない。
甘い香りは、生命力で強さが決まる。


