「なんだ。」
「ディクス、俺がミリアちゃんに話し掛けたから怒ってる?」
笑顔のトイ。
ディクスはテーブルを立った。
「俺はそんなんじゃない。ミリアは道具だ。あんな人間の女、道具じゃなかったら貰わない。」
そう言って、バスルームに向かうディクス。
「・・・思いっきり機嫌悪いじゃん」
トイは苦笑い。
トイは部屋の隅に置かれた荷物を見た。
「・・・今日の買い物だってミリアちゃんの為のくせに・・・。」
イライラしながらシャワーを浴びるディクス。
ディクスはこのイライラの原因がわからない。
「・・・くそ・・・」
バスローブを羽織ると、ディクスはミリアの部屋に入った。


