「すいません・・・。」
「お前、喰われたいわけ?」
「・・・違っ・・・・違ぃます・・・・」
冷たい風に冷たいディクス。
すごく長い時間に感じたミリア。
ミリアは城に戻ると、投げられるように部屋に入らされた。
「しばらくはお前など見たくない」
冷たく言い放たれた言葉。
ミリアは何も言えなかった。
マリ−は変わらず寝ている。
ミリアはひとり薄暗い部屋で泣いた。
一方のディクスは食事中。
「ね−、ディクス。ミリアちゃん可哀相だよ?」
「お前は気安くミリアを呼ぶな。」
するとトイは、苦笑い。
ディクスは生肉を一口食べた。


