ディクス様・・・・から貰ったドレス・・・・。
「・・・ディクス様っ・・・」
泣いちゃいけないのに、涙が溢れる。
泣いたら、妖魔が余計集まってきた。
・・・・。
目をギュッとつむった。
・・・・ディクス様・・・・。
「・・・・ミリア、何してるんだ。」
一瞬のうちに、私はディクス様の腕の中で空にいた。
「・・・ディクス様・・・・」
トイは何か重たい荷物を持っていた。
「・・・・ミリアちゃん大丈夫ー?」
「あ・・・・、はい。」
するとディクスの声が低くなった。
「ドレス・・・・汚れたな。」
ミリアは慌てた。
ミリアは怖いディクスが苦手なのだ。


