ディクスは笑いながらミリアのまだ熱い顔を手で触る。 「ミリアしか愛していない」 そう言うとミリアが恥ずかしそうに笑う。 「ミリアには何をすればこの愛しさが伝わる?」 ディクスがミリアにおでこをくっつけた。 本当に愛おしい。 離したくない。 「ディクス様・・・」 ミリアの少しはにかむ。 「私には充分伝わっています」 そう言って笑うミリア。 ミリアが想っている以上に愛している。 そう思ったが口には出さなかった。 ミリアの柔らかい髪を撫でる。 愛おしい女。 ディクスはミリアに笑いかけた。