軽く唇に触れた。




ミリアが離そうとすると、口の中に舌が入ってきた。




「んっ?!」




「それだけのキスなど感じないだろ」




ディクスの紅い目が妖しくひかる。




ミリアの腰を引き付ける。




「ん、んく・・・・・ふぅ・・・・・」




カクンとミリアの身体が崩れた。




ディクスは妖艶に笑うとミリアを支えて唇を舐める。




「はぅ・・・・ディクス様・・・」




息を切らしてディクスを見つめるミリア。




「限界か?俺はまだ満足していないぞ」




「・・・・苦しいです・・・・」




ミリアが小さな声で言うとディクスが笑う。