妖魔は不気味に笑うと手をふる。
スモッグのような気体が部屋に充満する。
「ケホケホッ・・・・!!」
ミリアが苦しそうに咳をする。
妖魔にとっても毒だが、人間のミリアにはもっと毒だった。
・・・・こいつ・・・強い。
ディクスが膝を床につく。
それを見逃さない妖魔。
「ぃ、いやぁ!!!」
ディクスの腕から離れたミリアは妖魔に捕まった。
「イイカオリダ」
「ぃゃぁ!!!ディクス様っ・・・・」
ミリアから涙が零れるとディクスの目が真っ紅に染まる。
ドドはその様子に驚いていた。
「ミリアを返せ」
「コイツハオレノモノダ」


