ディクスは眉をピクリと動かした。
「は、早く血を・・・・」
ミリアを見て手を伸ばす女。
「ディクス様・・・・」
ミリアをおろそうとしないディクス。
「貴様、俺を騙せると思っているのか?」
低い声が部屋に響いた。
すると、女の顔が半分に割れた。
中からはドロドロと物体が溢れ出てきた。
「きゃぁぁぁっ!!!!」
怯えるミリアを優しく抱きしめるディクス。
ドドはただ放心状態だった。
「バレタノナラシカタガナイ・・・」
ベチャベチャとした巨大な気持ちの悪い妖魔がディクスを見ていた。
「ソノニンゲンヲヨコセ」
「誰の女だと思っている」
深く刺さるような低い声。


