「それに昨日会った子供の親はもう手遅れだ」 「・・・・ぇっ・・・・」 「狩っておかなければ次には街に被害が出るだろうな」 「・・・・何で・・・ですか・・・・」 「力が欲しいのだろうな」 ミリアをディクスが抱き上げる。 「疲れているだろ」 「・・・・」 ミリアは小さく頷く。 寒い風が吹いた。 「ディクス様・・・・コートを・・・・」 「必要ない。」 「・・・でも・・・・」 「ミリアが風邪をひいては困る」 そう言うと歩き出したディクス。 太陽に反射した雪がキラキラと輝いていた。