口の裂けた男が手を挙げると野犬がミリア目掛けて飛んだ。
・・・・ディクス様に逆らった私がいけなかった・・・。
私は・・・・ここで死んでしまう・・・・・。
「お人よしも大概にしろ」
突然、ミリアは暖かいものに包まれた。
この声・・・・・。
ミリアは目を開いた。
「・・・・ディクス様・・・・」
「震えている。寒いのに外に出るからだ」
ディクスは自分のコートをミリアに羽織らせる。
暖かい・・・・・。
「・・・・っふぇ・・・・ディクス様・・・・」
ミリアの目から大量に涙が溢れた。
すると、ディクスはミリアの頭を撫でた。
「これで懲りたか?」


