そこには可愛らしい男の子の子供がいた。
男の子はディクスに一瞬たじろいた。
「血、血を分けてくださいっ・・・」
ディクスに聞こえるくらいの声で言った。
ディクスは冷たく男の子を紅い目にうつす。
「貴様、誰のものかわかって言っているのだろうな」
低いディクスの声にミリアは驚いて後ろに振り向いた。
小さな男の子が俯いていた。
「・・・ディクス様・・・?どうしたのですか?」
「ミリアが気にかけることもない。」
すると、男の子がミリアを見た。
泣きそうな目をしている。
「血を僕のお母様に分けてください」
「ぇ・・・・」
ミリアは驚いてディクスを見た。


