「俺の隣にいろ。離さない。」 涙を舐めるディクス。 「はい。」 少しゾクっとする舌の感覚。 「愛してる」 ディクスがそう言うと、ミリアの唇を塞いだ。 絡む熱い舌。 漏れる吐息はどちらのものかわからない。 唇を離されるとディクスに腕を引かれベッドに沈む二人。 月明かりに甘く溶ける。 満月が窓から二人を照らしていた。 Fin.