「はぃ、ディクス様がたくさんお花をくれたのでお花の指輪作ったんです」
オレンジの小さな花の指輪。
「おぃ、ミリア」
「きゃ・・・!??」
ぐっとディクスに引かれたミリア。
ディクスも立っていた。
「何故トイに花の指輪などやる」
見るからに不機嫌なディクス。
「そ、それは・・・お花は綺麗だし、いつもお世話になってるから・・・・」
「俺にはないのか?」
ディクスに花・・・・似合わない・・・。
トイが笑いをこらえる。
「ディクス様にはお花の冠を「指輪もいる」
我が儘の子供のようなディクス。
・・・・冠?
トイは不思議に思った。
「ね?ミリアちゃん?花の冠って何?」


