そう言えば・・・ミリアは花が好きだったな・・・。
前に精気を吸う花を枯らしたら悲しがっていたしな・・・・。
・・・・
・・・
・・
・
「・・・ん・・・・」
ミリアが目を覚ますとフカフカのベッドの中だった。
ミリアは鼻をかすめる匂いに身体を起こした。
「ぇ・・・!!?」
部屋の中にたくさんの花があった。
「ミリア、起きたか。」
花に囲まれてソファーで本を読むディクスは色とりどりの花の中で何だか浮いていた。
「ディクス様・・・これは・・・?」
ミリアはいまいち状況がわからないため混乱していた。
「ミリアは花が好きなのだろう?」
「はぃ、好きです」
「だから、用意した。ミリアのいた世界から集めてきた。」


