「なんだトイ」
「いやー、ディクスがかなりミリアちゃんに溺愛してるなーと♪最初とは比べものにならないし」
ディクスはミリアの頭を撫でながら笑う。
「そうだな、俺らしくない。こんな人間の小娘にな・・・」
愛おしそうにミリアを見つめるディクス。
「前のディクスと別人だよ」
笑うトイ。
「ディクスとミリアちゃんがいるとミリアちゃんが花に見えてしょうがない」
「・・・花?ミリアが?」
「うん」
全身黒い服のディクスの膝で寝るミリア。
ミリアは綺麗な金髪に色白の肌、ピンクの頬・・・。
「ディクスと真逆♪」
「ほぅ、俺に色がないと言いたいのか?」
怖い笑顔のディクス。
「ち、違うよ!!」


