「・・・ミリア様?」
「・・・」
「ミリア様っ!!?」
マリーは走ってディクスの部屋に急いだ。
「ディクス様・・・!!」
「・・・・マリーか、なんの用だ」
もうだいぶ体調が戻っているディクス。
「ミリア様・・・・お返事がなくて・・・・」
「は・・・・?ミリア・・・?」
「お部屋の鍵を開けていただきたいのです・・・」
「・・・俺が行く」
ディクスは立ち上がってミリアの部屋に向かった。
ミリアの部屋の鍵を開けた。
「ミリア、どこにいる」
カツンと部屋に入る。
ベッドの上もソファーの上にもいない。
「・・・・ミリア、なぜそんな角にいる」


