「ミリア様!!!」
マリーがミリアを追う。
ミリアはディクスの部屋の扉を開く。
・・・・。
「・・・ミリアちゃん・・・!?まだ起きちゃダメだよ!!!」
ディクスの部屋にはトイもいた。
「ディクス様・・・・」
ミリアはフラフラとした足取りでディクスのベッドに近づく。
「・・・・ディク「近寄るな・・・!」
「・・・・ぇ・・・・・」
ミリアの足はピタリと止まる。
「ディクス!!?それはないよ!!」
ディクスはミリアのほうすら向かない。
「ディクス様・・・・お怪我を・・・・だから私の血を・・・・」
「俺が今苦しんでる原因はお前の血なんだよ!!」
「・・・・血・・・・」


