「・・・・ぅ・・・」
目を開けたらそこは見覚えのある部屋だった。
「ミリア様・・・!!お目覚めに!!」
「マリー・・・・?」
「はぃ、マリーでございます!」
「なんで・・・・私・・・助かって・・・・」
背中の痛みもない。
「ディクス様がミリア様をお助けになられたのですよ?」
・・・・ディクス様!!
「ディクス様は・・・・?!!!ディクス様は無事なの!!!??」
「ミリア様・・・安静になさってください・・・!」
「・・・ディクス様は・・・?」
「少し怪我を・・・・」
「・・・・怪我・・・・!!!??私の血を・・・・!!」
ミリアはベッドから飛び降りた。


