「酷い!ディクスのナルシスト!!!」
ピクッとディクスの眉が動く。
「出入り禁止にするぞ」
「やだやだ!!ごめん!ディクス〜〜!!」
ディクスにすがりつくトイ。
「・・・・仲がいぃのですね」
「違う!」
「仲いーよ!」
同時にディクスとトイが言った。
「俺はお前と仲良くなったつもりはない!」
「仲いーじゃん!!」
ディクスに絡み付くトイ。
まるで猫のジャレあい。
そんな様子を見ながら、ミリアはお菓子にとって、口に入れた。
口の中に甘みが広がる。
「ディクス様、このお菓子は美味しいです」
ミリアがディクスに言った。


