「これ以上は吸わない。」
「ですが・・・お怪我が・・・!」
ミリアの目から大量の涙がこぼれる。
ディクスはそれを見て笑う。
「なぜミリアが泣く。」
「ディクス様のお傍にいながら何も私にはできません・・・」
「・・・ではまず泣き止め。お前が泣いていると妖魔が来る。」
それを聞いたミリアは涙を拭う。
「・・・お前は素直だな・・・」
ディクスがミリアに薄く笑いかけた。
ふっと笑ったディクス。
ミリアは身体に重さを感じた。
ディクスが倒れてきたのだ。
「・・・・ディクス様?・・・ディクス様っ??!!」
ミリアが声をかけてもディクスは目を開かなかった。
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