ミリアはピクッと動く。 ディクスの長めの黒い髪がミリアの顔にぶつかる。 「・・・ディクス様・・・?」 するとディクスはハッとした。 「・・・」 ディクスはそのまま目をつむった。 つられてミリアも目をつむる。 ドキドキとなる胸の音がミリアの身体に響いていた。