「ミリア、離せ」
「・・・・・・・」
ミリアは首を横にふる。
「離せ!」
「・・・・離したら・・・ディクス様の・・・そばにいれません・・・」
ミリアが言った。
ディクスは力ずくでミリアから腕を抜けさせた。
ミリアは落胆した顔でディクスを見た。
紅くはれた目からは涙が零れている。
ディクスが部屋を出ようとすると、ミリアはベッドからおりてディクスを追いかけた。
「・・・ディクス様っ・・・待ってください・・・!」
「近寄るな・・・・!」
ディクスが軽い力でミリアを押すとミリアは床に転んだ。
「・・・ふぇ・・・ぇぇ・・・っ・・・」
ミリアは床に倒れ込むように泣き崩れた。


