ディクスは返り血だらけ。
何かを箱から取り出すとドアに向かうディクス。
シャワーも部屋にあるのにディクスは部屋からでようとしていた。
「ディクス様・・・どちらに行かれるのですか?」
「お前には関係ない」
「・・・寝ないのですか・・・?」
「違う部屋で寝る」
ディクスは顔についた返り血を拭う。
「・・・私はソファーで寝ますから・・・このベッドで寝てください」
「バカか、お前はベッドで寝ろ」
「・・・・それでは一緒に・・・」
ディクスはため息をついた。
「ヌリマとでも寝てろ」
そう言い放つディクス。
ミリアの目から涙が零れた。


