「・・・ディ・・・クス様・・・」
ミリアの目からポロポロと涙がでた。
するとヨロヨロと歩いてくるカレン。
「ねぇ・・・・、ディクス・・・・あたしを愛してるんでしょう?」
ディクスはカレンのほうをむく。
「カレン・・・お前は死んだはずだ・・・」
「死んでない!!!あたしは・・・死んでないっ!!!!」
カレンが耳を塞いで叫んだ。
ディクスはカレンの手を優しくとる。
「カレン・・・お前は死んだ。屋敷を出てすぐ妖魔に襲われてな・・・?」
カレンの目から雫が落ちた。
「あたしは・・・・死んだ・・・?」
「そうだ」
「違うっ・・・・死んでない・・・」
カレンが首を横にふる。


